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現場レポート


さざ波ラプソディー 【インタビュー①】2016年秋公開予定

★以下のCASTのインタビューを収録
・市來玲奈さん  ・廣瀬大介さん  ・黒田アーサーさん
・いしだ壱成さん  ・堀川りょうさん  ・松井誠さん
・田内季宇さん

  • 市來玲奈さん

  • 廣瀬大介さん

  • 黒田アーサーさん

  • いしだ壱成さん

  • 堀川りょうさん

  • 松井誠さん

  • 田内季宇さん


インタビュー1INTERVIEWⅠ

- – 神品「皆さんの役柄を教えてください。」

市來
「佐伯小夜という仲居さんの役ですある事情があって、自分と葛藤しながら旅館で働いている女の子です。」
廣瀬
「浪人生チームを率いるリーダー、風間亮役です。」
黒田
「佐伯肇という旅館の番頭役で、女将の珠代さんを一途に愛しています。」
いしだ
「松尾錠役をやらせていただきます。一言で言うとアンニュイな男です。」
堀川
「松尾矢文というヤクザの親分役です。家出した息子の錠を取り戻す覚悟で旅館にきた、変なおじさんです。」
松井
「山田家の父親、太郎役です。9人の子供がいて、すごくキツイ奥様の尻に敷かれています。」
田内
「浪人生チームの一員、河合樹久役をやらせていただいています。」

- – 神品「今回は普通の皆さんと違うキャラクターの役をお願いしています。演じる苦労はありましたか。」

市來
「私はいつも思ったことを全部話すほうですが、小夜は自分の中の本当の思いを外に出そうとしない子。その二面性を演じるのが難しかったです。」
廣瀬
「普段の僕はどちらかというと一人でいることが多く、風間にように人をまとめるタイプではないですが、浪人生チームを演じた共演者の皆さんが慕ってくれて風間先輩になれた気がします。」
黒田
「コミカルな役を演じるのは僕にとって珍しいんです。本当はそういうほうが好きなので、やっと来た!と思いました。楽しかったです。」
いしだ
「僕は自分と似た役を演じることのほうが難しいです。錠は自己主張が激しい役柄なのですっと入れました。現場でもかなりアドリブを飛ばして、監督を右往左往させてしまったかもしれません。」
堀川
「私は役を通じて自分を再発見するような、自分探しの旅みたいな感じがありました。」
松井
「撮影が進むにつれて、太郎のだらしないキャラができあがっていきました。今までやったことのいない役柄だったので、新しい松井誠を引き出していただいた監督に感謝です。」
田内
「コメディものは経験がなかったので、見た人が笑えるようにという演技の苦労を始めて経験しました。」

- – 神品「この映画のみどころはどんなところでしょうか?」

市來
「この作品にはいろんな家族のカタチがあって、それが一つの旅館の中に存在しています。家族とは何なのかを感じとれる作品になっていると思います。」
廣瀬
「この年齢の僕が言うのもなんですが、懐かしい感じの雰囲気があるんです。それぞれの役にちゃんとしたストーリーがあって、始まりから終わりまでどのシーンも楽しめる映画だと思います。」

- – 神品「ベテランの4名に伺います。この世界に入って思い出に残っているエピソードはありあますか?」

黒田
「NHKの大河ドラマで共演した平幹二朗さんから、余計なことをしないのが芝居だと学びました。ベテランの方と一緒に演技する時は、ぜひそういうところを盗んでほしいです。」
いしだ
「舞台でご一緒させていただいた美輪明宏さんから、『理性の衣を着なさい』と教わったことをよく覚えています。感情が激すれば激するほど頭の中は冷静になって、見ている方に言葉を届けなさい、と。」
堀川
「子役時代に座頭市で勝信太郎さんと一緒になり、すごいオーラを感じました。現場はとにかく楽しかった。子供にとって撮影所はテーマパークのようなものですよね。」
松井
「先輩に言われたことを忘れないように頭に刻み込んでおくと、いずれ役に立つことがたくさんある。自分も良い先輩方に巡り合えて今がありますし、そういう先輩になりたいなと思います。」

- – 神品「これからの若い後輩たちに求めるものってありますか?」

黒田
「昔は怖い先輩がいて、怒られても必死に食いついていく根性があった気がする。そういうスピリットがもうちょっとほしいかなと思います。叱ることが今は難しくなっちゃいましたね。」
堀川
「現場にいる大人が皆怖くて、ガンガン言われるのが当たり前でした。」

- – 神品「ハングリー精神を持って、食いついてこいと。」

黒田
「一生の仕事にするなら。」
いしだ
「意外とそういう人材って、使うほうからすると、こいつやるじゃん!って思ったりしますしね。」
黒田
「そういう人が少ないだけにね。」

- – 神品「皆さんありがとうございました。」