★以下のCASTのインタビューを収録
・神品プロデューサー ・月亭方正 ・坂本あきら ・石田健人 ・児平岬 ・山田聖子
月亭方正さん
坂本あきらさん
石田健人さん
児平岬さん
山田聖子さん
神品
「今回の役柄はいかがですか?」
月亭
「誘拐犯役なんですけど、台本を読んだ印象はヘタレで弱い人。僕とは真逆の考え方の人なので、心の中で『俺やったらこうするのにな~』と思いながらやってます(笑)。」
坂本
「方正さんに誘拐される、会社の会長役です。僕はリストラされる係長役のような“弱者”側を演じることが多かったので、こういう嫌な人間の役は初めて。演じてみると意外と楽しいですね。」
石田
「僕はいじめっ子役。いじめた経験はないけれどいじめられる側の気持ちは分かるので、そちら側から役を作っていきました。」
山田
「子供たちの先生役です。子供たちを好きなこと、誘拐された子供たちを思う親たちと一緒にいるという事で、役作りを考えました。自分が小学生だった頃の先生がヒントになりました。」
児平
「誘拐された会長を探す、緊急対策室の北村役です。稽古で他の人たちがどういうキャラをつけているのかを見てから、冷静さを欠かない超エリートというキャラ付けをして演じました。」
神品
「方正さんと坂本さんは普段のイメージと違うキャラクターを演じていただきたかった。実際、苦労したところはありますか?」
月亭
「自分の不満や不幸に他人を巻き込んでしまう人なんです。正直、感情移入は難しいですね。だから感情移入しないままやろうと思ったんです。じゃあどうやるかというと、子供が光になって。子供が魅力的に映ればいいのかなと。実際、久しぶりに子供と触れあいながら撮影させてもらうと心が洗われましたし、映画に子供の魅力は映ったと思います。」
坂本
「組織を経営していくためにはリストラをしないといけないし、孤独でつらいんだろうなと思いました。この機会に役が広がったらいいなと思ってます。最初、嫌な奴を演じるのは嫌だったんですけどね(笑)。」
月亭
「え?!嫌だったんですか?」
坂本
「はい。ぜんぜん台詞が入らなくて(笑)。でも、最後に子供たちに救われることで、前向きに演じることができました。」
神品
「芸能界を目指す方にメッセージを。」
月亭
「子供たちと「天才テレビくん」という番組で共演したとき、「この子はいく(売れる)やろな」というのがわかってくるんですよね。でも、それは理屈じゃないから言葉にできないんです。ただひとつ言いたいのは、学校の勉強はちゃんと取り組んで、自分の地盤を固めてほしい。物を知らないと、この世界では続かないので。」
坂本
「40年前に所属していた演劇研究所の仲間で、今でも残っているのはごくわずかです。共通するのは、芝居が好きなこと。若い頃は、才能があるかないかなんてわからないし、結果がいつでるのかも分からない。挫折もしますけど、好きならば続けられると思います。」
方正
「止めようと思ったことはないですけど、25歳までにこの仕事だけで食えていなかったら止めようとは、19歳で決めていました。目標を立てる事で自分のプレッシャーがかかって、止めたくないから頑張る事ができたと思います。自分には才能があるのかないのか。本当にやりたいのかそうでもないのか。続けているのは自分のエゴなのか。なかなか苦しい茨の道ですけど、すきやったらふんばれると思います。」
神品
「では最後に映画の見所をお願いします。」
月亭
「誘拐犯と誘拐される側の心のふれあいも描かれてますけど、一番の見所は子供たちがどういう風に大人たちを人間らしい方向に導くか。子供たちが放つ芝居を超えた本物のエネルギーが作品に作用していますので、ぜひ観てください!」
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