心が君を、探してる。
放課後の美術室。春香(外岡えりか)はいつものように絵を描いている。時折目を瞑りイメージを確認する。「夢」で見た出来事を春香は描いている。その「夢」は「黒猫と水筒」。
ガシャン!大きな音に驚き春香が振り返ると、室内の花瓶が割れ落ちていて、その横にサッカーボールが転がっている……!「やべえ!」「どうすんだよ?」数人の男子生徒が走り去っていく音が廊下から聞こえる。廊下でサッカー遊びをしていた男子生徒が誤って美術室にボールを蹴り込んでしまったのだろう……春香はため息をついて、割れた花瓶を片づけ始める。
ケータイ小説サイト“魔法のiらんど”「第5回魔法のiらんど大賞MAP賞」を受賞した早月雨芽の原作を「ヒロミくん!シリーズ」「タイマン!!」「極道 龍二」など数々のバイオレンス、ヤンキー学園映画を手がけてきた宮坂武志監督が初の恋愛作品として挑んでいます。
本作品のヒロイン美水春香役にはアイドリング!!!として歌やバラエティ、「マルモのおきて」「明日の光をつかめ2」などで女優としても活躍する外岡えりかが、複雑な春香の心境を見事に演じています。市風唯人役には、モデルや「仮面ライダーフォーゼ」などでイケメン俳優として活躍する冨森ジャスティンを起用。また、春香の親友、田所由美役には新人の山﨑未来を抜擢!men’s eggのモデルとして人気の田中大地が本作品で演技に挑戦しており、その他にも女優として活躍中の恒吉梨絵が三嶋沙紀役で、新人アイドルの小林かれんが本庄成美役で出演しています。春香と唯人の同級生役などに菊地佑弥、坂本唯、山本翔太、堀丞、松田玲莉、森美憂など多くの新人がフレッシュに演じています。そして、プロレスラーの蝶野正洋が春香の担任の先生辻本役として登場しています!唯人の良き相談相手の風間亮役にはドラマ・舞台で俳優として、最近ではバラエティにも出演し、監督としても活躍する大鶴義丹が作品に安定感と温もりを加えています。
放課後の美術室。春香(外岡えりか)はいつものように絵を描いている。時折目を瞑りイメージを確認する。「夢」で見た出来事を春香は描いている。その「夢」は「黒猫と水筒」。
ガシャン!大きな音に驚き春香が振り返ると、室内の花瓶が割れ落ちていて、その横にサッカーボールが転がっている……!「やべえ!」「どうすんだよ?」数人の男子生徒が走り去っていく音が廊下から聞こえる。廊下でサッカー遊びをしていた男子生徒が誤って美術室にボールを蹴り込んでしまったのだろう……春香はため息をついて、割れた花瓶を片づけ始める。
「ごめんなさい!」「え?」急に声をかけられた春香は花瓶の欠片で指先を切ってしまう。
声をかけてきた市風唯人(冨森ジャスティン)は春香の指先から血が出てるのを見て慌てて保健室に走って行き、
救急箱を持って駆け戻って来ると、春香の指先を手当てする。
「ごめんね、美水(みすい)さん」
市風唯人は女子に人気の学校の有名人である。その唯人に名前を呼ばれ戸惑う春香。「どうして私の名前(知ってるの)?」「だって美水さん綺麗だから」「綺麗?」「美しい水に春の香り、なんて綺麗な名前なんだろうって思ってたんだ」「ああ、名前か……」「え?そうじゃなくって、美水(みすい)さん綺麗だよ」慌てる唯人に笑ってしまう春香。
「あの絵、美水さんが描いたの?」「うん」「「黒猫」と……?」「「水筒」だよ、夢で見たの「黒猫と水筒」……あ、私夢で見たこと描いてるってはじめて言った」「俺、バンドやってるんだ作詞作曲も俺担当」「へえ聞いてみたいな」「秘密だよ、この学校の友達には話してないから、美水さんが秘密教えてくれたから俺も」「うん(笑)」
この出会いをきっかけに春香と唯人は仲良くなっていく。
互いに大の「甘党」で、お気に入りのケーキ屋さんもいっしょ、選ぶケーキの種類や甘いパンもいっしょ。放課後は、美術室で絵を描く春香の元に唯人が現れ、春香の絵からインスピレーションを受けた唯人は「詩」を書く。
休日もデートするようになり、呼び名も「美水さん」「市風くん」から「春香」「唯人」へと変わっていった。
やがて、二人の仲は生徒たちの間で「噂」となり「カップル」として認識されていく。
そんなある日、唯人がまじめな顔で春香に言う「今度のライブに東京からスカウトの人が来るんだ」「へえ、すごいじゃん」「もしプロになってデビューできたら、CDのジャケットに春香の絵を使いたいんだけどいいかな?(笑)」「うん!もちろんだよ!(笑)」
ライブ当日。春香は初めて唯人が歌う姿を観た。スポットライトを浴びて歌う唯人。ステージ上の唯人は魅力的だった。春香は嬉しかった。だけど……春香は何故だか不安な気持ちになる。ステージの唯人は春香だけの唯人じゃないのだ……。観客の女の子たちの黄色い声が春香の耳を劈く……。
ライブの翌日、唯人が美術室に現れる。
「ライブに来てたスカウトの人から連絡があって……東京出て来ないかって」
「……え?よかったじゃない」春香は無理に笑顔をつくって答える。
「俺、学校辞めたくないし、デビューはまたチャンスが来れば……」「唯人はプロになるのが夢なんじゃないの?」「夢も大事だけど……」「まさか私に気をつかってないよね?」「俺は大事なものの為にもっと大事なもの無くすなんてしたくない、俺から手を離すなんてできない」「それなら……私が手を離す……」
春香の言葉を聞いた唯人は黙って美術室から出て行く……残された春香は泣いてしまう……。
果たして、唯人はこのまま東京に行ってしまうのか?
描きかけの「黒猫と水筒」の絵が泣いてる春香を心配そうに見つめている……。
外岡えりか(アイドリング) 冨森ジャスティン 田中大地 山﨑未来 小林かれん 恒吉梨絵 蝶野正洋 大鶴義丹
菊地佑弥 坂本唯 山本翔太 堀丞 眞弓葉詩 坂東駿 松田玲莉 高崎哉海 吉浦力 森美憂 佐久間絵菜 生沼舞 柳愛美 中島千絵子 増野美由紀 渡邊樹大 金本美咲 横須賀志信 尾藤楓茄 栗原匠 光岡由利子 山田聖子 田中直人
脚本・監督:宮坂武志 原作:早月雨芽(「心が君を、探してる。」魔法のiらんど)
エグゼクティブプロデューサー・製作:神品信市 プロデューサー:本島章雄
制作協力:株式会社テトラカンパニー
製作:ミライアクターズプロモーション
配給:株式会社MIRAI
このページのテキストはウィキペディアに投稿しました
最新のお知らせLatest topics
撮影現場レポートReport
メディア掲載Media coverage
関連サイト